2007年06月04日
 ■  かぐたば

結構前にお友達のイラストレーター「ロケット・ジャック」氏と電話してて、「オススメのホラー映画ってなに?」と質問したところ(彼は、エログロサイコスリラー好きのド変態)、話にあがったのが日本製ホラー映画「ノロイ」でした。

で、こないだTUTAYAにいったときにそれをふと思い出したので借りてみました。
ホラー映画を借りてみるなんてほんと久しぶりなので、どきどきどっきんしながら鑑賞。

ストーリーの流れや作り、なかなかおもしろかったです。
で、これいっちゃうとある種、ネタバレというか恐怖感が半減しちゃうとあれなのですが・・・。

ドキュメンタリー「風」に作ってるんです。で、「風」ってところを分かってたり、あるいは観ている途中で気付いてしまうと、ねぇ、なのです。

実際に映画公開時にはかなり手のこんだ仕掛けをしたりして、いかにも「ほんとにあった」を演出していたようですね(映画内で出てくる出版社の架空のWEBを作ったり、怪奇現象作家「小林」という人の架空のブログを用意していたり、架空のTV番組を作って芸能人はあくまで芸能人として出演させたりなど)。
このあたりの徹底振りなんかはすごくおもしろい!と思いました(といっても、現在はそういったwebなんかは残ってないようだけども)。
リアリティのある怖さ、やっぱぞぞぞぞってきますよね。


なんですが、観終わってみたんですが、僕的にはあまり怖くなかったんですよねぇ・・・。
いやいや、俺は怖いもの知らず、悪そうなやつは大体友達みたいに強がって言ってるわけではないんです。


なんだろう、うまく作ってあるとは思うんだけど、途中まではほんとの話!?という見方が出来た、出来たような気がするんだけど。
リアリティにこだわって作ってるが故、そこから少しでも外れた見方になってしまうと・・・という部分なのかな。
ぐんぐんと引き込まれるような進行だし、設定もしっかりしてるように思えるし、おもしろいんです。
でも「怖さ」の部分でいうと、夜ひとりじゃ眠れないかというと。

それと気になったのが音量。日本映画によくあるんだけど、どうにかならないもんでしょうか?
この映画に関してはそれも狙ってのことなんだろうとは思うんだけど、人の通常会話の音声が聞き取りにくい。でボリュームを上げておくと、いきなりの「きぃぃぃやぁああああ!」という叫び声が部屋中に響くほど大きくなる・・・。
今回、しょうがないのでリモコン片手に通常会話では音量アップ、叫び出したら音量ダウンと操作しながら観たことでちょっと興ざめしてしまったのも、怖さ半減の要素だと思います・・・。

あと、これはあくまでホラー映画ビギナーの僕のあさはかな意見として・・。
終わり方、なんですが。謎をもったまま終わる、理解不能なまま終わる。続きがあるようなそぶりで終わる。なんかね、どうなんでしょう?いや、怖いです。不気味ですし、狙い通りだと思います。
それほどたくさんのホラー映画を観てきているわけではないですが、国内外問わずこういった感じで終わる作品が多いような気がします。
そういった終わり方でも、それまでの流れであるとか奥が深い部分を自然と含んだようなものだったりすると、かなり怖い・・・・になるんだけども、そうでないものだと、え、結局そのパターンかよ、と思ったりもするわけで。

というわけで僕個人評価としては★★★☆☆くらいかな。
えらそうですんません・・・。

でも、怖さの感じ方も人それぞれだし、ちょっと変わった映画であることは確かですよ。

投稿者 mega : 2007年06月04日 16:24

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